Q&A

HOME » Q&A » 日本脳炎について教えてください。

20日本脳炎について教えてください。

日本脳炎とはどんな病気ですか。

日本脳炎ウイルスを持つ豚の血を吸った蚊がヒトを刺して感染する病気です。豚の体内で増殖したウイルスを蚊が吸い、さらに豚を刺して増えていくのです。ヒトは、感染しても大部分のヒトは不顕性感染のことが多く、発症しません。感染者100人~1000人に1人がぐらいで発症すると言われています。その致死率は15%程度で、特に子どもに重度の神経的障害がみられます。

ワクチン接種の「中止」勧告の理由は。

ウイルスをマウスの脳で増やしてつくったものが、現在のワクチンです。その過程において異物が入る可能性があり、それが脳脊髄炎(ADEM)という副作用を起こすと考えられています。1991年以降、14人が脳脊髄炎を起こし、健康被害認定を受けました。今年の5月に山梨県の女子中学生が認定されましたが、従来より重症でした。安全性を高めた新しいワクチンの開発のめどがたったので、「中止」勧告がでたもようです。

もう接種を受けなくてもいいのでしょうか。

1966年頃までは、年間1000人を越える患者さんが発病し、その致死率も30~50%と非常に高いものでした。その後、小中学生を中心にワクチン接種率が高まり、水田の減少及び農薬散布による蚊の減少と生活環境の改善により蚊に刺される機会が減ったことにから、1992年以降は年間の発症者は10人以下になっています。現在、接種をしなくても、発症の可能性は大変低いですが、今後長期間接種を中止することにより、ウイルスは存在するので再び流行する恐れがあります。現在開発中のワクチンが接種可能となった時には、免疫力を高めるためにも、接種することをおすすめします。

現在、接種した場合におきる副作用はどの程度ですか。

脳脊髄炎の発症は、70万~200万回の接種に1回とごくまれです。脳脊髄炎になると、接種後数日~2週間の間に発熱・頭痛・けいれんなどの症状がでますが、ほとんどは薬で回復します。

Q&Aに戻る≫≫