37 季節は秋に。。。

猛暑だった夏も終わり、一年のうちでも過ごしやすい季節になりました。柔らかく暖かな陽射しが体を包み、思いっきり息を吸い込むと、金木犀(きんもくせい)の甘い香りがなんとも言えない気持ちにさせてくれます。
私が田舎(岡山県美作市)に暮らしていた頃、ちょうど秋祭りの時期にこの金木犀が満開でした。なので、この香りをかぐと田舎を思い出す私です。
9月の終わりからは各地から秋の便りが届き、山形県酒田市の最上川に白鳥が初飛来、富士山の初冠雪など、徐々にあきも深まってきていますね。ここ川越でも、少しずつですが、木の葉が色づきはじめているところも。。。

クリニックのニューフェース

ニューフェース、ミナミハコフグのミナミちゃん!!
かねてから念願の私の仕事部屋(第1診察室)の水槽を業者さんにお願いしてバージョンアップ!(笑)
ひとまわり大きくなった水槽に、今まで居なかった色鮮やかな魚たちがのびのびと遊泳しています。その中に何やらサイコロ位の大きさの黄色っぽい固まりが水面より2~3センチしたを微妙に動いているのに気づき、“ゴミ”or“エサのかたまり”??かと思いきや、近づいてみると、フグの赤ちゃんではありませんか!!黄色い体に黒の斑点、両眼をキョロキョロと動かせて、まるでまばたきをしているかのようです。そして、まだとても小さい胸びれを高速回転で動かしているのも、なんとも言えずかわいいのなんのって!ずっと姿を追いかけてしまいます(笑)

 

このミナミハコフグは、とても愛くるしい風貌からダイビングの雑誌には必ず載っているくらい有名なんだそうです。そして単純なネイミングですが、ミナミちゃんと命名しました。
第1診察室に入った際は、是非ミナミちゃんをご覧になってくださいね。

免疫力をアップしよう!

腸は免疫にとって大切な臓器です。猛暑が過ぎ、夏の疲れを持って秋へ。寒暖の差が大きく免疫力も低下することで、風邪ももらいやすい季節です。
快食・快便・快眠の3つは健康状態を見るバロメーターになるのですが、その中でも快便かどうかが免疫の働きを探る大切なサインなのです。

冷房にたよりすぎて体調が不安定になる。

冷たい食べ物や飲み物を多く摂る。

胃腸の働きが低下する。

下痢や便秘をしやすくなる。

体力・免疫力もダウンする。

腸は、生物が一番初めに獲得した臓器で、栄養を取り入れていくこと、そして栄養分と一緒に入ってくるウイルスや細菌の侵入を防ぐ免疫の役割をになっています。ですから、腸の働きが体を守る力を左右してしまうのです。
様々な免疫細胞が連携をとりながら働いているのですが、特に多く集まっている所が腸で、胃酸の攻撃にも負けずに生きのびたウイルス・細菌は腸から吸収されると一気に増殖力を加速させ体中に回ってしまいます。これを様々な免疫細胞が腸の壁で待ちかまえて防衛戦を繰り広げているのです。

免疫を高めるのは、
◆十分な睡眠。睡眠中に免疫細胞は活発に作られます。
◆入浴で体を温める。ぬるめの入浴(40℃)で腸の働きも良くなります。
◆食事は腹8分目で、植物由来の乳酸菌(納豆・味噌・漬物など)を上手に摂りましょう。でも塩分は控えめに。

皆さんも夏の疲れがたまっていると思いますが、まずは三食しっかりと食べ、睡眠は少なくとも5~6時間以上はとるように心がけてください。
昨年は夏頃から徐々に新型インフルエンザウイルスが流行していったのは記憶に新しいところですが、今年はまだインフルエンザの兆しは見られません。今後どういう動きを新型および季節性インフルエンザがたどるのか計り知れないところでありますが、今回のインフルエンザワクチンは両方を兼ねそなえており、現在当院でも接種を始めております。ご希望の方はお早めにご予約ください。
今年も残すところ2ヶ月半。お体に気をつけられてくださいね(*^-^*)