院長の部屋

HOME » 院長の部屋 » 39 未曾有の災害 東日本大震災

39 未曾有の災害 東日本大震災

11年03月

今回の地震は、軽い揺れから始まり、今に終わるか、終わるかと思っている間に次第に強くなり、ついに関東地方にも来るべきものが来たのかと思いました。その揺れはこれまでに体験したことのないもので、その恐怖たるや半端なく、揺れている時間はとてつもなく長く感じられました。ただ、激しい揺れに身を置きながらも、縦揺れではなくて横揺れだったので、大丈夫だと自分に言い聞かせていました。

皆さんはどちらでこの揺れを体感されたのでしょうか。 幸いにも、クリニックも自宅も、物が落ちたり、倒れた程度で事なきを得ました。埼玉県の揺れは5強でしたが、震源地付近である宮城県や福島県は震度6強とわかり、とても心配になりました。
時がたつにつれわかったことは、地震そのものより、その後に発生した巨大津波や福島第一原子力発電所の事故の方がはるかに怖いものだということでした。 刻一刻とテレビに流れてくる様子に、ただただぼう然とするばかり。
心より被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆さまに、深くお悔やみを申し上げます。

先週店頭から消えていたお米や卵、ティッシュペーパーなど、いろいろな物が少しずつお店に戻ってきています。私たちが出来ることは、節電に勤め、なるべくガソリンなどの燃料を使うことを控え、不安からの必要以上の買い物を我慢して、冷静に行動することが今求められているのでしょう。
被災地に親族など知り合いがおられる方は本当に心配だと思います。中にはまだ救援物資が届かない場所もあり、こちらから物資が届けに行かれる方もいらっしゃるとお聞きします。戦後65年、今、日本が一番厳しい時を迎えているようです。

この冬のインフルエンザ

年明けの頃は、気象庁より今年は暖冬とのことでしたが、2月には積雪も見られ、寒暖の差が大きく、例年以上に風邪で来院される方は多かったですが、インフルエンザの流行は多くもなく、少なくもないという印象です。インフルエンザの予防接種の効果があったようで、特に学級閉鎖を繰り返すこともなく、川越地区では、インフルエンザの峠は越した感じがします。

ビッグ・チューズデイ

二月のある火曜日、二つの大きな出来事が起きました!!私が朝、仕事前に白衣に着替えていると、トントンとスタッフがドアをノックし、『めじろが二羽、木に刺しておいたみかんをほおばっていますよ』と小声で、でもはずんだ調子で教えてくれました。外に出て、そろり、そろりと木に近づいてみると、つがいのめじろが美味しそうにみかんをつついているではありませんか!!警戒心がさほどないのか、窓辺のブラインド越しに覗いても逃げていきません。こんな真近で野鳥を観察できるなんて、本当に感激です。

野鳥に詳しい患者さまから、めじろがつがいで訪れることはとても珍しいとのこと。他の種類の鳥も飛んでくるとなお楽しめるので、みかんのような果物だけでなく穀類(ピーナッツなど)を置くとシジュウカラなど、その他のかわいらしい鳥が来るかもしれないと教えて頂き、さっそく事務長が台を作りました。台の上には、患者さまよりネット中にピーナッツをびっしり詰め込んだエサ袋の差し入れがあり大感激♪ なぜネットの中に入っているのかと思うと、台の上にピーナッツを直接置くだけでは、ここでは食べず、巣など別の安全な場所に持っていってから食べてしまうそうなのです。なるほど、なるほど。これで準備万端、たくさん鳥たち、集まれ~!(笑)

そのエサ場は、ちょうど採血や怪我の処置をする処置室のまん前なので、めじろがやって来ている時は、スタッフが患者さまに声をかけ、みんなで観察している光景はなんとも言えずいい感じです。仕事中にこんな楽しみができ、なおさら仕事にも身が入ります(*^-^*) クリニックにお越しの折には、ちょっとのぞいてみてください。

やったね!カクレクマノミ

そしてもう一つ興奮さめやらぬ出来事というのは、午前中の診察が終了した時、スタッフからもたらされました。『先生、水槽に向かって一番右の水槽で、カクレクマノミが卵を産んでいますよ~。』と。自分の耳を疑うような出来事に、急いで水槽のところに行くと、既に患者さまたちが何人も水槽を覗き込んでいました。その一番前にいた5歳位の男の子が水槽の右角のしたを指さし、『ニモが卵を産んでいるよ!』と。

その指の先には、100個くらいの直径0.5ミリ程度の卵が、マッチ箱ぐらいの広さのところに産みつけてありました。白っぽい薄い膜のような上に、青白っぽい卵が産みつけられた光景は、なんとも表現できない美しさを感じました。

海水魚の産卵はまだまだわからないことだらけだそうで、その生態は不明なことも多く、売られている海水魚の多くは、生け捕りされた魚なんだそうです。ということで、海水魚の繁殖はむずかしいとのことなので、今回の産卵にはびっくりしました。つがいのクマノミが交互に卵に対して、自分の身体をくねくねとよじらせて妙な動作をとったり、むなビレを使って酸素をあたえてふ化を促す行動には、じ~んときました。いつの日か、クマノミの赤ちゃんの誕生を夢見ながら、気長にクマノミを見守りたいと思います。

小さなアイドル“みなみちゃん”

以前、院長の部屋でご紹介したミナミハコフグの“みなみちゃん”は、残念なことに年末になくなってしまいました。しかしながら、またまた新しいみなみちゃんが桃太郎にやってきました。とても活発な好奇心旺盛で、水槽の中を眼一杯泳ぎ、私の視野から消えることも多々あります。私のことを給仕係とわかっているのか、水槽のそばに行くと必ず寄ってきます。そしてエサを撒くと、他の大きな魚たちに弾き飛ばされながらも、臆することなくエサにくっついていく光景は、本当に可愛らしいかぎりです。

 

めじろに、クマノミ、ミナミハコフグの三名は、クリニックの潤滑油になってくれています。感謝!感謝!(*^-^*)

禁煙外来の再スタート

今回は、長くなりましたが、最後に禁煙外来のことを少しお話します。
今年1月より禁煙治療薬の供給にめどがたち、全国で禁煙外来が再スタートとなりました。治療薬の効果は高いのですが、魔法のくすりではありません。タバコに含まれるニコチンは麻薬並みの強い身体的依存性もあります。これに喫煙が心地よいという記憶がもたらす心理的依存が重なり、禁煙が難しいのはこのためです。

禁煙に失敗する理由は、
1.禁煙のイライラに耐えられなかった 41.4%
2.本気でやめたいと思っていなかった 34.6%
3.ストレスを解消したかった 33.4%
4.飲み会などでつい吸った 33.0%
5.周囲に喫煙者が多かった 22.1% などです。

「1本だけなら大丈夫」と油断しての喫煙が翌日から「もう1本」が始まり、たちまち元のもくあみとなります。禁煙外来を受診される前に、再度強い意志の確認と、
1.たばこやライターを捨てる
2.喫煙席のある店に入らない
3.タバコ自販機に近寄らない などの心構えが必要です。

ガンバレ!日本!

福島第一原発の事故は、未だ一進一退を続けていて、皆さんもとても心配かと思います。想定外の巨大地震による津波で起きた原発事故。国民の命を守るため、この事態を終息させるため、東京電力の作業員や消防隊、自衛隊の方々が、命の危険も省みず頑張っておられます。なんとか無事に原発の冷却装置が復旧し、安心して生活できる日々を取り戻してほしいと願うばかりです。

黄色い粉がたくさん見つかった今日。大勢の方が気象庁に放射線物質ではないかと問合せをされたそうです。黄色い粉の主は花粉とわかりました。皆さん、原発事故のことで過敏になっているようですね。杉が終わるとヒノキの花粉が舞い始めます。季節のかわりめで体調が不安定になりやすい時期ですので、お気をつけください(*^-^*)

院長の部屋に戻る≫≫