3 待ち遠しい梅雨明け

梅雨のうっとうしい毎日が続きますが、いかがお過ごしですか。
気分転換に自宅の玄関先の鉢にダリアを3本植えてみましたが、1本しか根付きませんでした。北側の日当たりの悪さとこのジメジメの天候のせいでしょうか。
クリニックの裏玄関にある6年前に買ったハイビスカスは、元気に今年も咲いてくれました。 特に今年は次から次へと咲いてくれます。(手入れをしてくれている職員に感謝!) 黄色の鮮やかな大輪を見るのは、ちょっとした私の"癒し"になっています。

夏かぜ

ようやくSARSも制圧宣言がでましたが、これからの季節は、プール熱(咽頭結膜炎) 手足口病、ヘルパンギーナなど、いわゆる夏風邪が流行してきます。
今年は、プール熱が大流行の兆しがあります。

予防としては、宵っ張りをせずに睡眠をたっぷりとり、よく遊び、好き嫌いをせず、よく食べて 手洗い、うがいを習慣づけましょう。 言うのは簡単ですが、お子さんによっては好き嫌いの激しい場合もありますよね。 でも、年を重ねるうちに、だんだんと食べられるようになるものです。 我家の長女がそうでした。あまり無理強いせずに、長い目で見てあげて下さい。

自己負担について

平成15年4月以降、自己負担が変わり、お問い合わせが多く寄せられたので 簡単にご説明します。

変更点▼
★健康保険の本人の負担が2割から3割に変更
★薬剤一部負担金制度の廃止
(院内処方と医薬分業で多少異なります。またいずれの場合でも、医療機関・薬局の診療報酬は変わりません。 当院は医薬分業ですのでそのケースで考えます)

例1 健康保険ご本人Aさん
生活習慣病で月1回通院。処方箋をもらい薬局で30日分の2~3種類の薬をもらう場合

医療機関での医療費が4500円、薬局での医療費が7500円とします。
平成15年3月まで Aさんの負担額 3300円
平成15年4月から Aさんの負担額 3600円 300円の増額

例2 健康保険ご本人Bさん
生活習慣病で月1回通院。処方箋をもらい薬局で30日分の4~5種類の薬をもらう場合

医療機関での医療費が4500円、薬局での医療費が11500円とします。
平成15年3月まで Bさんの負担額 5000円
平成15年4月から Bさんの負担額 4800円 200円の減額

例3 健康保険のご家族Cさん
生活習慣病で月1回通院。処方箋をもらい薬局で30日分の2~3種類の薬をもらう場合

医療機関での医療費が4500円、薬局での医療費が7500円とします。
平成15年3月までCさんの負担額 4500円
平成15年4月からCさんの負担額 3600円 900円の減額
※内服薬が1種類の場合は、負担額は変わりません。

尚、国民健康保険のご本人及びご家族の方々は、以前から3割負担になっていましたので、例3のCさんと同様になります。つまり、負担が2割から3割に増えた方以外は、外来薬剤負担がなくなりましたので減額になるというわけです。以上のように患者さんの負担が2割から3割に増えるといっても、1.5倍になるわけではありません。なかには減額になることもあるのです。この説明で少しおわかりいただけましたでしょうか。どうぞご参考になさって下さい。これから夏本番に向います。皆さん、体調をくずされないようにして下さい。