58 暑かった2018年の夏

今年の夏は大変な酷暑でしたね。これまでに経験したことのない気温に驚かされました。天気予報では毎日のように危険な暑さというフレーズが繰り返し流されました。

前々から人類の著しい進歩の副作用として「温暖化」というフレーズをよく耳にしますが、もっともっとグローバルなアングルから見ると、これはまだまだ些細なことで、銀河系での太陽系の位置が地球の気候と深く関わっているということが最近の研究でわかってきています。

地球の気温は過去約5億年の間、1億4千万年の長いスパンで変動する周期があります。また地球の位置する天の川銀河の構造として、銀河の中心に楕円形の円盤状バルジがあり、そこから4本のスパイラルアーム出て上から見ると渦を巻いているように見えます。

太陽系がそのスパイラルアームを通過する周期と1億4千万年の周期がピッタリと一致するとのこと。スパイラルアームの中では超新星爆発が多数みられ、それによって宇宙線が増え、地球がそれをたくさん浴びると大気中に雲が多く発生、太陽光の照射が激減そして氷河期が起こることがわかってきています。

恐竜が絶滅した時期も太陽系はスパイラルアームの中に入っていました。大きな隕石の落下が恐竜絶滅の原因ではないようです。

今現在、太陽系はスパイラルアームとスパイラルアームの間に位置しており緩やかな温暖化と寒冷化を繰り返しているようです。ただ私たちも微力でも二酸化炭素の削減に少しでも協力できるよう日常生活でも日々節電など心がけていきたいものです。

NASAの無人太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」

NASAの無人太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が2018年8月12日に無事に打ち上げられました。太陽の様子が詳しくわかれば、地球や太陽系について解明する手がかりになると期待されています。探査機の高さは約3メートル。炭素複合素材でできている厚さ約12センチのシールドに守られていて探査機の内部や計器類は快適な室温に保たれているとのことです。

たまたまスマホのニュースでこのミッションを記念して世界中から「搭乗者」を募集しているとの記事を見つけました。過酷なミッションの片道切符です。もちろん搭乗できるのは人ではなく名前です。探査機に搭載されるマイクロチップに名前を記録してくれる仕組みです。早速NASAのサイトに必要事項を入力するとチケット(写真参照)がパソコンに送られてきました。チケットの右上にNASAのロゴマークも入っていて、とても重みを感じました。

以前、はやぶさがイトカワに着陸する時に、「星の王子さまに会いにいきませんか」というキャンペーンがありました。それは、イトカワに着陸する時にターゲットマーカーを投下して、これを目安にはやぶさは着陸したのですが、そのターゲットマーカーに自分の名前を記録してもらえるというキャンペーンでした。そのことを後から知りとても悔しかったのでラッキーでした。

今回、この壮大な人類初のミッションに参加できて、私の名前も宇宙に飛び立ちました。なんだか夢のような話だと思いませんか。無事に太陽探査の大任を果たせることを願っています。

プロ野球観戦と甲子園

久々に東京ドームに巨人対中日戦を観に行ってきました。今回は松坂投手が先発するとのことでとても楽しみにしていましたが、少々球場に着くのが遅れ、また松坂投手も怪我で途中降板してしまい、なんと8投球しか見られず残念!!でも、少しでも彼の勇姿が見れて満足でした。

今年夏の高校野球大会は100回記念大会でそれに花を添える素晴らしい試合が盛りだくさんだったことも記憶に新しいですね。松坂投手は甲子園ではレジェンドの中の1人であることは言うまでもありません。天才肌で1998年に春夏連続優勝を成し遂げた横浜高校のエースです。特に夏の大会は過酷な暑さのなか準々決勝で延長17回を投げ抜き、強豪のPL学園を9対7で退け、決勝では59年ぶり史上2人目となるノーヒットを達成して優勝に花を添えました。

イチロー選手(愛工大名電)、高橋巨人監督(桐蔭学園)など有名な選手も甲子園に出場していますが、活躍度は松坂投手とは比較になりません。可能な限り現役を続けていきたいという松坂選手の強い気持ちと彼の健康管理の素晴らしさに感服しています。球場でしか味わえない熱気と興奮、そして巨人が得点した時にオレンジ畑にいる気分は球場観戦ならではです。

JAL機内誌スカイワード8月号

小さい頃からのんびりと空と雲を見るのが好きでした。田舎のレンゲ畑に仰向けになって見上げる空。心地よい暑さの中でもくもくと立ち上がる入道雲は特にお気に入りでした。

社会人になりたての頃、医局の先輩を誘って、大好きなメジャーリーグ観戦ツアーに出かけた時のこと。地上からでなく空から空を眺めることに興奮し、ずっと眺めていました。アメリカ西海岸まで搭乗したパン・アメリカン航空のジャンボジェットから眺めた、ぬけるような青い空とどこまでも続く真っ白な雲海、そして海の碧さは、今も心に深く焼き付いています。

そんな私に製薬会社さんから光栄なお話が舞い込みました。「喘息の治療は今」と題するJAL機内誌の記事に参加して頂けないかという申し出でした。その後、都心の本社ビルにお邪魔し、見晴らしの良い応接室でフリーアナウンサーの方からインタビュー形式で取材を受けました。空が大好きな私にとって、航空会社の機内誌に登場させていただくなんてびっくりですが、忘れられない思い出になることでしょう。

2月中旬、NHKの番組「ひるまえほっと」に私の撮ったメジロの水浴びの写真が、2年9ヶ月ぶりに紹介されました。水浴びを堪能した表情が撮れたかなと。これからも、心に残る写真を撮れたらいいなと思っています。