子宮頸がんについて教えてください。

子宮がんは、子宮頸がんと子宮体がんの2つに分けられます。子宮頸がんは、子宮体がんに比べると多く、また若い世代にも発症する可能性が高いがんです。

子宮頸がんは子宮頚部にできるがんです

子宮頸がんは、子宮頚部(子宮の入り口)にできるがんです。
子宮頸がんは、初期の段階では自覚症状がほとんどないため、しばしば発見が遅れてしまします。
がんが進行すると不正出血や性行時の出血などが見られます。

子宮頸がんは20代~30代で急増しています。

子宮頸がんは若い世代に多いがんで、20~30代で急増しています。
全世代では乳がんの次に多いがんですが、20~30代のがんの中ではもっとも多く、日本では年間約15,000人*の女性が発症していると報告されています。
*上皮内がんを含む

子宮頸がんは発がん性HPVの感染が原因です。

子宮頸がんは、ほとんどが発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因となって発症します。発がん性HPVは性行為により感染しますが、特別な人だけが感染するのではなく、多くの女性が一生のうちに一度は感染するごくありふれたウイルスです。
発がん性HPVには、いくつかのタイプがあり、その中でもHPV16型、18型は子宮頸がんから多く見つかる発がん性HPVです。

発がん性HPVの感染が長く続くと子宮頸がんになることがあります。

発がん性HPVに感染しても多くの場合、感染は一時的で、ウイルスは自然に排除されます。しかし、ウイルスが排除されずに長い間感染が続くと、一部は前がん病変(がんになる前の異常な細胞)となり、数年から十数年かけて子宮頸がんを発症する場合があります。
ウイルスは一度感染すると二度と感染しないという印象があるかもしれませんが、発がん性HPVの場合は、感染の機会があれば繰り返し何度でも感染してしまいます。

インフルエンザワクチンについて教えてください。

1. 妊婦や授乳婦への接種はできますか?

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンで、胎児に悪影響をおよぼすとは考えられていません。しかし、妊娠初期は自然流産が起こりやすい時期であり、この時期の接種は避けたほうが良いでしょう。 妊娠12~14週以降の妊婦で、インフルエンザ感染の可能性がある場合には、ワクチンの有益性を考慮して接種します。

また、母乳中に移行するワクチン成分は極めて微量であり、乳児に悪影響をおよぼすとは考えられていません。乳児の感染防御という意味においても授乳婦へのワクチン接種は実施されるべきと考えます。

2. なぜインフルエンザワクチンは毎年接種が必要なのですか?

毎年流行予測株が異なること、ワクチンの免疫が長期に持続しないことから、毎年の接種が必要です。

3. 2回接種する場合、1~4週間のうち、どの間隔がいいのでしょうか?

免疫効果を考えると、4週間間隔が最も望ましいです。ただし、インフルエンザが流行シーズンまでに接種を完了しておく必要があるので、それより短い間隔で接種することも起こり得ます。
また4週間以上間隔があいても、効果が無くなるわけではありませんが、できるだけ4週間で接種しましょう。

4. インフルエンザワクチンは生後何ヵ月から接種することができますか?

インフルエンザワクチン接種に年齢の下限の規定がありません。従って薬事法上はいくつからでも接種が可能ですが、通常は生後6ヵ月以降とされています。

高血圧治療薬の降圧薬の飲み方について教えてください。

将来、脳卒中や心臓病をおこさないためには、血圧は低めが肝心です。上の血圧が140㎜Hg以上もしくは、下の血圧が90mmHg以上で高血圧と診断されます。

外来で高血圧症の患者さまからよく質問されるものをピックアップしてみました。

降圧薬をのみ始めて1年、血圧も下がり治ったようなので、もう薬はやめてもいいでしょうか。

降圧薬は基本的に長期にわたってのむ薬です。というのも降圧薬は高血圧の原因を治療する薬ではなく、血圧を一定の値以下にコントロールしていくための薬だからです。目標の血圧を達成したからと、薬を勝手にやめると、血圧は再び上昇します。

しかも急激に上がった場合は、非常に危険です。かかりつけの医師や薬剤師と相談しながら、薬と上手に付き合いましょう。

最初、薬は1種類だけでしたが、今は、3種類のんでいます。減らすことはできませんか。

目標とする血圧値まで下がらない場合は、薬の増量または他の薬が追加されますが、一般に高血圧のように長期にわたって薬をのみ続ける疾患では、他の薬との併用療法が推奨されています。

それは、同じ薬の量を増やすことで副作用が現れやすくなることを防ぐためと、作用の異なる薬を組み合わせることでより効果的に血圧を下げることができるためです。

ジェネリック医薬品について教えてください。

近年、高齢化等に伴う医療費の増大により、患者さん本人負担の増額や医療費の定額支払制度の導入などにより、多くの医療機関ではより安価な後発医薬品への切り替えが求められています。この後発医薬品のことをジェネリック医薬品と呼んでいます。

ジェネリック医薬品の長所と短所

先発医薬品(新薬)の特許期間終了後、厚生労働省の認可を得て、新薬と同等の成分品質で発売されます。新薬は基礎実験から厚生労働省の認可を得るまでに約10年という膨大な時間と費用をついやしていますが、ジェネリック医薬品はこのようなことが大幅に削減できるため、価格は平均すると新薬の半額近くになります。しかし、後発品メーカーは医療機関を訪問する営業スタッフが少なく、医薬品情報量が少なく、また新薬には確認されていなかった未知の分解物の混在といった問題点も指摘されております。

当クリニックでの現在の対応について(2006年3月)

現在のところ、数種類のジェネリック医薬品(去痰剤・利尿剤・消炎剤)しか扱っておりません。今後よりよい信頼のおけるジェネリック医薬品については処方を考えていきたいと思います。是非、ご遠慮なくご相談ください。

日本脳炎について教えてください。

日本脳炎とはどんな病気ですか。

日本脳炎ウイルスを持つ豚の血を吸った蚊がヒトを刺して感染する病気です。豚の体内で増殖したウイルスを蚊が吸い、さらに豚を刺して増えていくのです。ヒトは、感染しても大部分のヒトは不顕性感染のことが多く、発症しません。感染者100人~1000人に1人がぐらいで発症すると言われています。その致死率は15%程度で、特に子どもに重度の神経的障害がみられます。

ワクチン接種の「中止」勧告の理由は。

ウイルスをマウスの脳で増やしてつくったものが、現在のワクチンです。その過程において異物が入る可能性があり、それが脳脊髄炎(ADEM)という副作用を起こすと考えられています。1991年以降、14人が脳脊髄炎を起こし、健康被害認定を受けました。今年の5月に山梨県の女子中学生が認定されましたが、従来より重症でした。安全性を高めた新しいワクチンの開発のめどがたったので、「中止」勧告がでたもようです。

もう接種を受けなくてもいいのでしょうか。

1966年頃までは、年間1000人を越える患者さんが発病し、その致死率も30~50%と非常に高いものでした。その後、小中学生を中心にワクチン接種率が高まり、水田の減少及び農薬散布による蚊の減少と生活環境の改善により蚊に刺される機会が減ったことにから、1992年以降は年間の発症者は10人以下になっています。現在、接種をしなくても、発症の可能性は大変低いですが、今後長期間接種を中止することにより、ウイルスは存在するので再び流行する恐れがあります。現在開発中のワクチンが接種可能となった時には、免疫力を高めるためにも、接種することをおすすめします。

現在、接種した場合におきる副作用はどの程度ですか。

脳脊髄炎の発症は、70万~200万回の接種に1回とごくまれです。脳脊髄炎になると、接種後数日~2週間の間に発熱・頭痛・けいれんなどの症状がでますが、ほとんどは薬で回復します。

糖尿病の原因と診断基準を教えてください。

代表的な生活習慣病である糖尿病。いま20歳以上の日本人の6人に1人は、糖尿病か、糖尿病が強く疑われる予備軍です。初期の糖尿病では自覚症状がないことが多いため、糖尿病患者さんの多くは健診で初めて血糖値が高いことを指摘されています。

糖尿病の原因は?

糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)が正常よりも多くなる病気です。その発病には、膵臓から分泌されるホルモンで、血糖を低下させる働きを持つインスリンが関係しています。
小児や若年者で発病する1型糖尿病では、膵臓でインスリンが作られなくなったことが原因です。また、成人になって発病し、肥満者に多い2型糖尿病では、膵臓でインスリンが十分に作られない、インスリンが適切に分泌されない、あるいは十分な量のインスリンが分泌されてもインスリンがうまく働かなくなったことが原因になります。

糖尿病の発病に関係することは?

インスリンの分泌や働きの低下には、遺伝に加えて運動不足や過剰なエネルギー摂取など、毎日の生活の積み重ねが影響します。肥満、高血圧、喫煙、ストレスなども関係し、特に肥満には注意が必要です。

糖尿病の診断基準は?

糖尿病は、空腹時血糖値(126mg/dL以上)、随時血糖値(200 mg/dL以上)など血糖値の経過をみて診断されます。健診で血糖値が高いといわれた人は、より詳しい検査を受けましょう。空腹時血糖値110~125mg/dLは「糖尿病予備軍」であり、糖尿病が強く疑われる人です。食事や運動に気をつける必要があります。

空腹時血糖値
12時間以上食事をしない状態で測定した血糖値。一般には、検査当日の朝食を抜いた空腹の状態で測定します。

随時血糖値
食事の有無や食事からの時間を決めないで測定した血糖値。

更年期を上手に過ごすにはどうしたらいいでしょうか。

40歳を過ぎた女性が体調の変化を感じるのは、とても自然なことです。 閉経に向け女性ホルモンの分泌が減り始めるため、個人差はありますが、いわゆる更年期にさまざまな変化が心身に現れます。

更年期とはいつのこと?

平均して45~55歳くらいの閉経前後10年間が更年期にあたります。

更年期症状とはどんな症状?

ほてり、発汗、めまい、頭痛などがよく知られている症状ですが、その他に関節痛、腰痛、皮膚の痒み、耳鳴り、尿失禁、うつ症状など約200種類あるといわれています。そのため、更年期症状と気がつかない場合も少なくありません。

更年期症状がつらくて日常生活に支障があるときは、どうするの?

更年期はすべての女性に訪れますが、更年期症状の種類や強さについては個人差がとても大きく、更年期症状をそれほど感じることなく過ごす人もいれば、つらい症状に悩む人もいます。日常生活に支障が出る程のつらい症状がある場合は、がまんせず医師にご相談ください。「更年期はがまんするもの」 「更年期症状は寝ていれば治る」と誤解されることもありますが、現在では積極的に治療を受ける女性が増えています。

更年期障害の治療法は?

薬で女性ホルモンを補うホルモン補充療法と、漢方や精神安定薬を使う方法がおもな治療法です。ホルモン補充療法は、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンを体内に補充して、体のバランスを整えます。早めに対処することで、元気に更年期を過ごすことができます。

<女性は40歳を過ぎたら健康チェックを>
40歳を過ぎ、心身に何らかの症状が現れたら、血中の女性ホルモン量や骨量を測っておきましょう。
自分の体の状態を知っておくことは、更年期以降の充実した人生を送るためにもとても大切です。

夏バテの対策はありますか。

暑い日がつづくと、「やる気が出ない」「食欲がない」など夏バテを訴える声が急増します。 夏バテは病気ではありませんが、放っておくと病気の原因になったり持病の悪化を招いたりすることもあります。注意して下さい。

どうして夏バテになるの?

暑い屋外と冷房のよくきいた屋内を行き来していると、発汗などを調節する体の機能(自律神経)がうまく働かなくなります。
これが夏バテの主な原因の1つです。 さらに睡眠不足やビタミン・ミネラル不足、水分のとり過ぎ、逆に水分の補給不足による脱水なども影響して夏バテになります。

夏バテの症状

●疲労感、足のだるさ、思考力の低下
●食欲減退、胃腸の働きの低下
●頭痛、めまい、発熱

夏バテ対策はどうするの?

  • エアコンで冷やし過ぎない
    室内に入ったとたんに涼しいと感じる温度は、冷やし過ぎ。除湿しながらエアコンを使いましょう。
    眠るときはタイマーを利用し、睡眠後1時間程度で切れるようにします。
    屋外で汗を流すなど、暑さに慣れることも大切です。
  • 水分を補給する
    汗を大量にかいたときは、スポーツドリンクなどを利用して水分といっしょに塩分も補給しましょう。
  • 睡眠を十分にとる
  • 栄養バランスのよい食事をとる
    夏バテは、多くの人が経験します。今年の夏は特に暑かったので、体も疲れていると思います。日頃から自分の体を知っておくことも大切になってきますね。

<その他の注意・・・薬の飲み忘れ >
夏休みの旅行や行事などがあると、生活のリズムが乱れがち。薬を服用している人は、飲み忘れないように注意してください。 万一、薬を飲み忘れた時にどうするかを、医師や薬剤師に聞き、メモしておくとよいでしょう。

食中毒の予防法を教えて下さい。

梅雨の頃から秋にかけ、食中毒の発生が急増します。家庭でも食中毒が発生しています。

冷蔵庫を過信せず、食品の取り扱いに注意しましょう。

食中毒予防の基本3原則

食中毒予防の基本は、食中毒菌を「つけない、増やさない、殺す」。 食品を調理や保存するとき、この基本3原則を念頭に置くようにしましょう。

1.食中毒菌をつけない

★魚介類や野菜などを流水で洗う。カットして売っている食材も洗う。
★まな板や包丁などの調理器具はいつも清潔に。まな板は、できれば肉魚用と野菜用を分ける。台所用の除菌製品も数多く市販されていますので利用するのもいいでしょう。
★ 肉、魚、卵などを扱った前後は手を洗い、その際、流水で十分に洗い流す。

2.食中毒菌を増やさない

★調理したものを長くおいておかない。
★冷蔵庫に詰めすぎないようにし、10°C以下を保つ(詰める目安は7割程度。冷蔵庫内で細菌の増殖はゆっくりになるが、死ぬことはない)
★冷凍食品の解凍は、冷蔵庫内か電子レンジで行う(室温で解凍すると食中毒菌が増える可能性がある)。

3.食中毒菌を殺す

★肉や魚などは十分に加熱する(中心部を75°Cで1分間以上加熱が目安)。

お腹が痛い、下痢をする、気持ちが悪くなるなど、「食中毒かな?」と思ったら、自己判断せず、すぐに医師にご相談ください。

熱中症とは、どんなものですか。

暑い環境で発生する病症のことで、スポーツでは主に、熱疲労と熱射病が問題になります。熱中症は、屋内にいる場合も起こりえますので、油断しないようにしましょう。

1.熱疲労・・・脱水による症状で、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などが見られる。
2.熱射病・・・体温の上昇によって、中枢機能に異常をきたした状態。意識障害(反応が鈍い、言動がおかしい、意識がない)が起こり、ときには生命にかかわることもある。
3.熱失神・・・皮膚血管の拡張によって血圧低下が起こり、脳血流の減少のために顔面蒼白となって、めまいや失神などが見られる。
4.熱けいれん・・・大量に汗をかいて水分のみ補給する場合に起こりやすく、血液の塩分濃度が低下し、足、腕、腹部の筋肉に痛みをともなったけいれんが起こる。

急に暑くなる時期はまだ体が暑さに慣れていないため、熱中症を起こしやすいときです。特にスポーツでは、気温・湿度の高い日、合宿の初日などに注意しましょう。

こんな症状があったら要注意!

★いつも通りに動けない
★体が疲れて、やる気がなくなる
★体が重くて、力が入らない、ボーっとする
★帰宅したらうがい、手洗いをしましょう。
★耳の中でキーンと音がする、声が聞こえにくい
★気持ちが悪い、吐き気がする
★脚や筋肉が痛い、しびれる
★頭が痛い
★フラフラする、目がまわる

応急処置として

涼しいところで休み、スポーツドリンクなどで水分を補給します。衣服をゆるめ、体を濡らしたタオルでふき、冷やします。意識がないときや、反応が鈍いときは、涼しいところに運んで、体を冷やし、救急車を呼びます。

熱中症を防ぐ水分補給

「のどが渇いた」と思う前に飲みましょう。1回に飲む量はコップ1杯くらい(100~200ml)が適当です。エネルギーや塩分も補給できるスポーツドリンクを利用するとよいでしょう。 但し、糖分があるので、飲みすぎには注意が必要です。

禁煙のコツとメリットを教えて下さい。

タバコをやめたいと思いながら喫煙している方も多いのではないでしょうか。実際、喫煙者の7割は、タバコをやめたいと思っています。禁煙するには、この「やめたい気持ち」を持ち続けることが大切です。

禁煙のコツ

タバコがやめにくいのは、ニコチンに対する依存と、くせ(習慣性依存)のためです。

1.ニコチン依存には、ニコチン置換療法(NRT)
ニコチンパッチやガムでゆっくりと適量のニコチンを補充すると、依存にはならずに、ニコチンの禁断症状を抑えて、楽に禁煙をスタートできます。
なかなか自分の意思だけで禁煙はむずかしいと思われる方は、医師の適切な指導とニコチン置換療法で禁煙に導く方法もあります。

2.習慣性依存には、行動療法
禁煙のもう一つのポイントは環境作り、見ざる(タバコ関連グッズを処分する)、寄らざる(喫煙所や喫煙者に近づかない)、嗅がざる(車や部屋のニオイを消す)という工夫が有効です。いつもと行動パターンを変え、タバコ以外の方法でリラックスする工夫も大切(水やお茶を飲む、シュガーレスガム、深呼吸、ストレッチ、散歩など)です。

禁煙のメリット

禁煙すると血圧、脈拍、体温が正常にもどり、心臓発作の確率が減ります。やがて肺機能が回復し、年単位で肺がんをはじめ各種がんのリスクが減少します。女性では、お肌がきれいになり、また喫煙による骨粗鬆症や動脈硬化のリスクが減り、妊婦さんでは、妊娠合併症や胎児の異常が少なくなります。
高齢者も、肺や心臓の働きがよくなり、風邪やインフルエンザにかかりにくくなります。そして、家庭にタバコがなくなると、子どもが健やかに育ち、将来の喫煙予防にもなります。

世界禁煙デーについて

毎年5月31日は世界禁煙デー。世界保健機関(WHO)が、タバコ流行による死亡や病気をなくそうと1988年に設けたもの。毎年標語が異なり、今年の標語は「タバコと貧困~悪循環」。タバコが死亡や病気ばかりでなく、貧困の原因になることは意外に知られておりません。先進国では、タバコ対策が進みタバコ消費が減っているが、一方で途上国では急増しており、少ない収入をタバコに費やして、本当に必要な食事や教育の機会を失くしております。タバコによる経済損失の3分の1は開発途上国といわれています。

検査値でなにがわかるの?高血圧、糖尿病に関係する検査値について教えてください。

検査値は体の健康度や病気のリスク(かかりやすさ)を知る目安です。ご自身やご家族の健康管理にお役立てください。

1 血圧

血圧とは、血管にかかる圧力のことです。心臓が収縮し、血管の緊張度が高まったときにもっとも高くなり(いわゆる上の血圧/収縮期血圧)、心臓が拡張し血管の緊張度が低下したときにもっとも低くなります(いわゆる下の血圧/拡張期血圧)。
高血圧の状態が続くと、それに適応するために血管が硬くなり動脈硬化が促進され、脳血管障害(脳出血、脳梗塞など)や心疾患(狭心症、心筋梗塞など)を起こしやすくなります。

 望ましい血圧
(至適血圧)
高血圧※
上の血圧
(収縮期血圧)
119mmHg以下140mmHg以上
下の血圧
(拡張期血圧)
79mmHg以下90mmHg以上

※上の血圧で140mmHg以上、または下の血圧で90mmHg以上が持続する場合、高血圧と診断されます。

白衣性高血圧とは
血圧は一日のなかでも朝、昼、夜と時間によって変化し、またストレスや運動などによっても変化します。病院やクリニックで医療従事者に血圧を測ってもらうと無意識のうちに緊張するためか、家庭で測るよりも高めになることがあり、『白衣性高血圧』と呼ばれています。 このように血圧はデリケートなものですので、治療が必要かどうかは自宅での血圧と病院での血圧を総合的に判断して決定します。

2 血糖値、ヘモグロビンA1C

血液中のブドウ糖の濃度を示すのが血糖値です。ごく単純に言うと、糖尿病の人は健康な人に比べて血糖値が高いのですが、糖尿病を診断するにはいくつかの方法があります。糖負荷試験と呼ばれる方法が診断に適していますが、空腹時あるいは随時血糖から糖尿病と診断できる場合があります。

空腹時血糖
最もよく知られている検査値といえるでしょう。早朝の空腹時に測ります。糖尿病の場合に、空腹時血糖が低くても、食後の血糖値の上がり方が健康な人に比べ急で大きい、というケースもあります。
■基準値正常 :110mg/dL未満*
糖尿病の疑い:126mg/dL以上

■ヘモグロビンA1C
最近1~2ヶ月間の血糖値の平均がわかります。
■正常:4.3~5.8%
糖尿病の疑い :6.5%以上*

*日本糖尿病学会診断基準委員会1999年

3.検査値と薬

上記の検査値を参考にしてみて下さい。なお検査値を自分勝手に判断して服薬を止めたりせずに、処方された薬は主治医の指示のとおりに飲みましょう。そして不明な点はいつでも遠慮なくお聞きください。

検査値でなにがわかるの?肝機能や高脂血症に関係する検査値について教えてください。

検査値が基準の値と違うと気になるものです。検査値のことを知って、健康管理にお役立てください。

1.GOT・GPTとは?(GOT、GPTはAST、ALTとも呼ばれます。)

肝臓の働きをみるための検査です。GOTは肝臓、筋肉、赤血球などに、GPTはおもに肝臓に含まれ、GOT、GPTの値が高いと、それらの臓器にダメージがあると考えられます。
GOTとGPTの両者が基準値よりも高い場合は、肝機能が低下している可能性があります。
一般に慢性肝炎ではGPTがGOTよりも高く、肝硬変やアルコール性肝障害ではGOTがGPTよりも高いことが多いといわれています。

GOT11~40 IU/1/37°C
GPT6~43  IU/1/37°C

※基準値より低くてもまったく問題ありません。

2.血清脂質値とは?

血清脂質にはコレステロール中性脂肪などがありますが、コレステロールは脂質の一種で、血液中に増えすぎると動脈硬化を進めます。血液検査で総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド(中性脂肪)という値が高いと、高脂血症が疑われます。また遺伝的な体質、甲状腺・肝臓・腎臓・副腎などの病気が原因のこともあります。

高コレステロール血症総コレステロール  220 mg/dL以上
高LDLコレステロール血症LDLコレステロール  140 mg/dL以上
低HDLコレステロール血症HDLコレステロール  40 mg/dL未満
高トリグリセリド血症トリグリセリド  150 mg/dL以上

※脂質値は他の危険因子と合わせて基準となります。ここでは「高脂血症の診断基準」を示します。
治療における管理目標値は、冠動脈疾患の既往歴、性別、年齢、家族歴、高血圧、糖尿病、喫煙などの危険因子や生活習慣により判断基準が変わります。

3.検査値と薬

上記の検査値を参考にしてみて下さい。
診断基準、自覚症状が高脂血症はない病気ですが、検査の結果によっては、症状がないからといって放っておかずに早めに診察を受けましょう。また薬を飲んでいる方は、検査値を自分で判断して薬の量を変えたり、服薬を止めたりしないようにしてください。

花粉症をどうのりきったらいいのでしょうか。毎日の暮らしの中で出来ることを教えて下さい。

花粉症対策の基本は、花粉との接触を避けることです。花粉が飛んでいる時期はできるだけ外出をしないように、といわれますが、実際、家のなかに閉じこもって数カ月過ごすわけにはいきません。それでは、花粉に接触しないための工夫にはどういうことがあるでしょうか。

外出するときどうすればいいの?

外出するときマスクは、鼻やのどに花粉が侵入するのをある程度防いでくれます。また、コートや上着ですが、織り目がつんだ滑りのよい素材のものは花粉がつきにくいのです。長い髪にも花粉がつきますので、まとめたり、帽子をかぶるなど工夫しましょう。

帰宅したら何をすればいいの?

玄関のドアの外で、上着や帽子、持ち物などについた花粉をブラシで払い落としてから家に入ります。それから顔や手を洗い、口、目、鼻をすすぎましょう。花粉症の患者さんだけでなく、家族全員が実行して、花粉を室内に持ち込まないようにすることがポイントです。
忘れてならないのは、ペットの存在です。外出後、家に入れる前にブラッシングをして花粉を払います。

掃除のコツは?

掃除機をていねいにかければ、花粉をかなり除くことができます。カーテンやソファ、ベッドカバーも掃除機をかけます。しかし、掃除機の排気といっしょに花粉の一部が再び室内に出てしまうことがあるので、排気孔にホースをつけて排気を外に出すとよいでしょう。フローリングは花粉が舞い上がりやすいので、拭き掃除をおすすめします。
花粉の飛ぶ期間中は治療薬を自己判断で止めないことが大切です。
花粉の飛ぶ量が少ない日は症状が軽くなることがありますが、花粉症が治ったわけではありません。薬を止めると、また花粉の飛ぶ量が増えたときにアレルギー症状が出てきますが、あわてて飲んでもすぐに効果は出ません。処方された薬は、指示されたとおりに飲みましょう。

インフルエンザにかかったら、どうすればいいの?

インフルエンザに効果のある薬も今はありますが、一般の薬局や薬店では販売されておらず、医師の処方が必要です。ただし発症後48時間以内に服用しないと効果が少ないので、発症したら早めに医師に相談してください。またインフルエンザにかかると、のどや鼻などの粘膜がダメージを受けるため、他のウイルスや細菌にも感染しやすくなります。気管支炎や肺炎などの合併症に対しては、治療に抗生物質も使用されますが、使用するかどうかは症状や体調などをみて、医師が判断いたします。

■安静にして、休養をとりましょう。睡眠を十分にとることが大切です。
■空気が乾燥していると周囲の人もインフルエンザにかかりやすくなるので、部屋の湿度を保ちましょう。
■お茶、スープ、ジュースなどで水分を十分に補給しましょう。

インフルエンザはどう予防するの?

★予防接種を受けましょう。
インフルエンザにかかりたくない、インフルエンザにかかったときに重症化を防ぎたいと考えている人には、予防接種 をお勧めします。

★部屋の湿度を保ちましょう。
加湿器などで適度な湿度を保つことが大切です。また外出時にマスクをすることも予防に役立ちます。

★人込みを避けましょう。
地域でインフルエンザが流行ってきたら、できるだけ繁華街や人込みを避けましょう。

★帰宅したらうがい、手洗いをしましょう。

★日頃から栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
インフルエンザは普通のかぜとは異なり、症状が重いので、発症したらできるだけ早く医療機関を受診してください。

インフルエンザと普通のかぜとは、どう違うの?

インフルエンザの原因はインフルエンザウイルスで、普通のかぜは主にライノウイルス、アデノウイルス、コロナウイルスなどで起き、インフルエンザと普通のかぜとは別の種類の病気です。インフルエンザでは発熱など全身症状が強く現れ、重症化しやすく気管支炎や肺炎などを併発することもあります。普通のかぜより症状が重いので、インフルエンザにかかったら早めに医師の診断を受けましょう。

病状の違い

分 類インフルエンザ普通の風邪
最初の自覚症状悪寒・頭痛など鼻やのどの乾燥感、くしゃみなど
主な症状頭痛、関節痛、筋肉痛、のどの痛み、鼻汁など強い全身症状が見られるのどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳が中心
発熱38~40度(3~4日間)ないか、もしくは微熱

予防接種は効果があるの?

特に高齢者や、慢性疾患のある人は予防接種を受けておいた方がよい、といわれています。インフルエンザにかかった人の70~80%は、予防接種をしていればかからないですんだか、あるいはかかっても症状が軽くてすむという有効性が証明されています。
なお、予防接種は健康保険が適用されないため、原則として全額自己負担となります。ただし、65歳以上の人、60歳以上65歳未満で心臓やじん臓、呼吸器などに重い病気のある人などは、一部公費負担の場合があるので、詳しくはお問い合わせください。

特に予防接種を受けた方がよい方

★高齢者
★気管支喘息等の呼吸器疾患、慢性心不全、先天性心疾患等の循環器疾患、糖尿病、腎不全、免疫不全症(免疫抑制剤による免疫低下も含む)などの疾患のある方

インフルエンザは普通のかぜとは異なり、症状が重いので、発症したらできるだけ早く医療機関を受診してください。薬が処方された場合は、指示されたとおりに薬を飲みましょう。

高血圧治療の食事療法と運動療法を教えて下さい。

醤油 大さじ1杯2.6g減塩醤油 大さじ1杯1.3g
マヨネーズ 大さじ1杯0.3gトマトケチャップ0.6g
みそ汁約2g食パン 1枚約1g
たくあん 2切れ(20g)2.5gたらこ 1腹(55g)3.6g
ラーメン約7gうどん・そば約5g
スパゲティミートソース約4gカレーライス約3g
食事に含まれる塩分量(g)

食事療法

★塩分を減らしましょう
食塩の取りすぎにより血圧が上昇します。
1日7gの摂取量にコントロールしましょう。
外食は量や味付けに注意しましょう。

★カリウムやカルシウムを摂りましょう
カリウムはナトリウムの排泄を促して血圧を下げる働きがあり、野菜や果物に豊富です。
カルシウム不足は、 血圧が上昇 しやすくなります。
牛乳や豆腐、海草類に多く含まれています。

★アルコールは、控えめに
飲まれる方は、1日ビールなら中びん1本、日本酒なら 1合を目安にしましょう。

★コレステロールの多い食品は控えめに
コレステロールは動脈硬化を促進し脳血管障害や狭心症、心筋梗塞を引き起こす原因になります。
低脂肪・低コレステロールの食事を心がけましょう。

★3度の食事を規則正しく取り、食べすぎに注意しましょう。

運動療法

★長続きする運動を選び、過度の運動は控えましょう。
早歩き、水中歩行、サイクリング等々の大量の酸素を体に取り入れる有酸素運動が有効です。

★年齢や健康状態に応じて運動量や時間を調節しましょう。
下記の目標脈拍数を参考にして下さい。
50代の方の場合、1週間に合計で1時間55分ぐらいの運動で、脈拍数は、1分間に115回になる程度の運動をおすすめします。

★運動療法を行う場合は、医師と相談して決めましょう。
食事療法や運動療法の他にも血圧を正常に保つ手助けとして薬物療法があります。
薬が処方された場合は、指示されたとおりに薬を飲みましょう。

目標脈拍数とは、安静時心拍数が70拍/分くらいの平均的な人が、最大酸素摂取量の50%に相当する強度の運動をした場合の心拍数です。

30代・・・125拍/分 運動時間(1週間合計)170分
40代・・・120泊/分 160分
50代・・・115拍/分 150分
60代・・・110泊/分 140分
「健康づくりのための運動所要量」 厚生労働省

高血圧って?

心臓から送り出された血液は体内を循環していますが、そのとき血管の壁に内側から圧力がかかります。これが血圧です。この圧力の高い状態が長く続くと、やわらかかった血管の弾力がなくなり、だんだん硬くなってしまい、血管の内側が狭くなります。この様な血管の障害がいろいろな症状を引き起こしてしまいます。高血圧の患者さんは軽症を含めると約1500万人いると推測されております。

高血圧はどうして治療が必要なのでしょう。

分 類収縮期血(mmHg) 拡張期血圧(mmHg)
至適血圧120未満かつ80未満
正常血圧130未満かつ85未満
正常高値血圧130~139または85~89
軽症高血圧140~159または90~99
中等症高血圧160~179または100~109
重症高血圧180以上または110以上
収縮期高血圧140以上かつ90未満
成人における血圧の分類(日本高血圧学会)

高血圧になると、血管が硬くなったり(動脈硬化)、ボロボロになったり、破れて出血したりします。血液の流れが悪くなってしまうと狭心症、心筋梗塞などの心血管疾患や脳梗塞、脳出血などの脳血管疾患、腎硬化症などの腎疾患といった深刻な障害が起こりやすくなります。これらの合併症が発症しないよう、血圧を適正な値に保つように治療することが大切です。高血圧治療の第一歩は、食事療法や運動療法による生活習慣の改善です。また、薬が処方された場合は、指示されたとおりに薬を飲みましょう。

高コレステロール血症って、なんですか。

血液中のコレステロール、中性脂肪などの脂質の数値で診断されるのが高脂血症です。コレステロールが高くても、自覚症状はほとんどありませんが、血清中のコレステロールが増加した状態が続くと、余分なコレステロールが血管壁に溜まって動脈硬化になり、やがて狭心症や心筋梗塞といった深刻な冠動脈疾患を引き起こす原因になります。その意味で、高コレステロール血症は、Silent Disease(沈黙の疾患)と呼ばれます。

善玉と悪玉のコレステロールとは。

コレステロールとは体になくてはならないものです。そのコレステロールを各細胞に運ぶ「リポ蛋白」がLDL(低比重リポたんぱく)です。しかし、コレステロールを過剰にとりすぎると血液の中に「リポ蛋白」が停滞してしまい高脂血症になってしまいます。LDLは「悪玉」と呼ばれています。逆に、抹消組織に余ってしまったコレステロールを肝臓に送り返すHDL(高比重リポたんぱく)が「善玉」と呼ばれています。

高コレステロール血症は、なぜ治療が必要ですか。

冠動脈疾患が起きる原因は一様ではありませんが、「最大の危険因子」といわれるのが高脂血症です。日本人の死因の第1位は、悪性新生物(がん)ですが、第2位、第3位には心疾患、脳血管疾患といわゆる「動脈硬化性疾患」が並びますが、両者をあわせると第1位に肉薄する死亡率を示します。高コレステロール血症治療の第一歩は、食事療法や運動療法による生活習慣の改善です。また、薬が処方された場合は、指示されたとおりに薬を飲みましょう。

夏かぜについて教えて下さい。

咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナ、手足口病と言われるものが夏かぜです。症状は、咳、鼻水、発熱、のどの痛み、腹痛、下痢、発疹などが挙げられます。そして、主な合併症に、気管支炎、肺炎、胃腸炎があります。それでは、ひとつずつ簡単にご説明します。

咽頭結膜熱(プール熱)

プールを介して爆発的に流行することがあり、プール熱とも呼ばれています。感染力が強いので、タオルなどは別にしましょう。

経過(1)39度前後の高熱が、3~5日間程度続き、のどの痛みが強く、のどが真っ赤になります。
(2)目は充血し真っ赤になり、目の痛みやまぶしさを訴えます。涙や目やにも出ます。
(3)腹痛や下痢を伴うこともありますが、発症から1週間ほどで回復します。

原因ウイルスアデノウイルス
流行時期7月~9月
好発年齢3歳~6歳

ヘルパンギーナ

ウイルスの感染力が強く、毎年夏になると流行します。高熱とのどの痛み、水疱が特徴です。

原因ウイルスコクサッキーウイルス
流行時期6月~8月
好発年齢1歳~4歳
経過(1)突然39度前後の発熱とともに、のどの奥と周囲に赤い小さな水疱がたくさんできます。
(2)のどの痛みが強く、つばも飲み込めないほどです。そして食欲もなくなります。
(3)2日前後で熱は下がりますが、数日間はのどの痛みがとれません。約1週間ほどで回復します。

手足口病

病名のとおり、手、足、口に水疱ができます。そして、感染力がとても強いです。

原因ウイルスエンテロウイルス、コクサッキーウイルス他
流行時期4月~9月
好発年齢1歳~5歳
経過(1)手のひら、足の裏、膝、ひじや口などに米粒大の水疱が出きます。
(2)口の水疱は破れて、しみて痛いため、食欲が落ち不機嫌になります。
(3)熱は出ても、微熱程度のことが多く、下痢や嘔吐を伴います。

お薬は?

■原因菌は、ウイルスですから、直接効く薬はありません。咳や鼻水がひどい時は、対症療法のための薬を使います。また、かぜが長引き、細菌の2次感染が疑われた時は、抗生物質を使うことがあります。
■解熱剤 は、高熱が続き、体力が消耗して苦しい時には使ってください。

看護のポイント

■熱が高い時は、タオルで汗をよく拭いてあげましょう。熱があっても38度を越えていなければ、シャワー程度はOKです。
■高熱やのどの痛みから食欲がない時は、水分をこまめに与えましょう。脱水症状には、気をつけて下さい。
■食欲が出てきたら、喉ごしのよいものからあげて下さい。

夏かぜの予防法

規則正しい生活がとても大切です。この時期は、夏休みと重なり、生活リズムが崩れやすくなりますので注意しましょう。そして、元気よく遊び、バランスのよい食事と充分な睡眠をとらせてあげて下さい。

高脂血症(血中総コレステロールまたは中性脂肪が高い)は、遺伝するでしょうか?

高脂血症は遺伝しますが、その人を取り巻く生活習慣によっても大きく左右されます。
特に家系で高脂血症の多い方は、中高年以上で高脂血症の発症率が高く、これが引き金で脳梗塞、心筋梗塞へのリスクも高くなります。定期的(年1~2回)な血液検査と食事の注意及び運動をするよう心がけるといいと思います。
どれぐらいの運動がいいかについて簡単にご説明いたします。膝、腰に問題がなければ、歩くことが一番です。一人ででき、道具もほとんど必要なく、いつでも出来る利点があります。
膝、腰に心配のある方は、水中歩行はいい方法です。

目標運動量として

1. スピード■80~100m/分 ■1分間に100~130歩
2. 距離■3km/日 ■1日30~40分 ■週に20km
3. 心拍数■120/分を越えない程度

(目安)心拍数(拍/分)=138-(年齢÷2)

最初は軽い運動から始め、だんだんに増やしていきましょう。

1. 1日10分位から開始
2. 2~3日毎に10分程度増やす
3. 10日~2週間かけて1日の目標運動量 に達するように行う。

でも、お仕事が忙しく毎日続けることが出来ないという方もいらっしゃると思います。そういう場合は、数字にこだわらずやってみて下さい。なんでも体を動かすことが大事です。

子供が熱を出した時に注意することを教えてください。

普段から子供の平熱を知っておき、熱以外の症状もよく見てあげてください。熱が高くても機嫌がよければ、まず安心です。ぐったりして元気がない、目の動きが鈍い、呼吸が苦しそうでしたら、早めに医師の診察を受けさせてください。

静かに寝かせる

寝ていないで元気なら、お部屋で過ごさせましょう。

むやみに厚着にしない

手足が冷たく寒気のある時は暖め、寒気がなくなったら薄着にし、汗をかいたら拭き、着替えをさせましょう。
厚着により体温を上昇させてしまうので寒気がなければ薄着にしましょう。(長袖1枚なら、子供は1枚少なめに)

水分を十分にあたえる

(めやす)1日に、5キロのお子さんは、500~750cc10キロのお子さんは、1000cc以上

嫌がらなければ氷枕で冷やす

わきの下や足のつけ根、背中を冷やすと効果 があります。

熱さましを使う時は

38.5度以上でも、機嫌がよい、水分がしっかり取れる場合は使用しなくても構いません。
38度以上でも元気がなかったり、ひきつけたりしたことがある時は、医師の指示に従って使用してください。

熱って体によい働き?

発熱はウイルスから体を守る自然な働きで、悪寒や震えは熱を出させるための反応です。熱の出る前に寒気がしたら体を温めると、楽に熱が上がりウイルスをやっつけられ、自然に熱が下がります。逆に、無理に熱を下げてしまうと、ウイルスも殺せないまま、また悪寒と震えがきて体力を失います。
熱があまりに高くてつらそうな場合は、害のほとんどない体に優しいアセトアミノフェン(アンヒバ・アルピニー・カロナール)を使って穏やかに1度程度下げればいいでしょう。
体の自然な働きを邪魔する必要はありません。アセトアミノフェンはインフルエンザについても、第1選択剤です。

風邪の症状で下痢・嘔吐がある場合の注意事項を教えてください。

簡単にまとめてみました。

食事療法

適当なもの野菜スープ、おかゆ、煮込みうどん、食パン、バナナ、湯冷まし、薄い番茶、スポーツ飲料、豆腐、白身魚
禁止するもの100%果汁ジュース、炭酸飲料、肉類、揚げ物、みかんなどの柑橘類、乳製品、ケーキ類、お菓子等

水分補給

スポーツ飲料(アルカリ飲料)、アクアライトなどがよい。1回水分量 は30~50ccづつ、様子を見ながら5分おき位1口づつ与えてください。

はきけ・嘔吐どめ坐剤の使い方

排便を済ませてから使用してください。
水分摂取開始の目安は、坐剤使用後30分~1時間ぐらい。
30分~1時間様子をみて、はきけ、嘔吐がないようなら水分補給を開始してみてください。

下痢等で坐剤が出てしまった場合

(1)座剤がそのままの形で出てしまった場合は、再度指定量 を使用することができます。
(2)上記以外の場合は、念のためお問い合わせください。(坐剤挿入後、20分を経過していると吸収されている場合が多いです。)

注意

脱水症状とはおしっこがでない、涙がでない、皮膚がシワシワ、口の中がカサカサ、元気がない、ウトウト寝てばかりいる、興奮している、などです。お早めに受診してください。

今年もスギ花粉の季節がきて憂鬱です。どんな対処法がいいのでしょうか?

秩父の方を見ると花粉で黄色っぽく景色がぼやける日がありますね。
車のフロントガラスやベランダの手すりにも黄色い花粉が付いていて、思わずギョッとします。
今年も花粉症に悩んでいる方も多いことでしょう。
実は、そんな私も少し花粉症。花粉症の治療のワンポイントアドバイスをさせていただきますね。

花粉の飛散量が多くなってから薬を服用されても、効果 は今ひとつです。花粉が鼻から入ってアレルギー反応が強くなる前(たくさん飛びはじめるのが2月10日前後)の1月下旬頃から薬を服用されるのが肝心です。
花粉症にも、症状は、(1)くしゃみ(2)鼻汁が多い(3)鼻づまり(4)全部そろっているなどいろいろですが、そのタイプによって、また症状の程度によって薬を選択し、処方するわけです。
これからの季節は、ヒノキが飛散してきますので、症状の続く方、または症状が出始めた方は、早めに医療機関の診察を受けてみてください。
ゴールデンウィーク前後まで飛散量が多いので注意してください。

その他の治療として減感作療法:原因抗原のエキスを少しずつ注射して抗原に対する抵抗力をつける。
注射は週1~2回を2~3ヶ月、その後週1回、2週に1回と間隔をあけて4ヶ月~半年目ぐらいから月1回、それを3年続けます。およそ60%の方に効果 がでています。
手術療法:レーザーを使うこともあります。但し、再発することもあります。 なお、手術療法は、当院では行っておりません。