57 短い秋?!

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鬱陶しい天気が続いていましたがようやく10月の半ばより爽やかな秋空が見られるようになりました。空にウロコ雲、天を高く感じる秋ですが、ここのところめっきり気温が下がってきました。短い秋の様相です。

ウォーキング

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この夏、近隣の緑地帯をウォーキングしている時に道端の隅っこの方にセミの幼虫を見つけました。最初は抜け殻と思いきや念のため触ってみるとプニョプニョとした感覚!本物だ~!今が午前10時半多分この道路を渡り、夕方過ぎには反対側にある大きなけやきに登り羽化するのでしょう。踏みつぶされたら大変!!早速けやきの幹においてあげました。セミの足は幹に吸着しているかのようにしっかりとつかまり上の方に登って行きました。何か1日一膳した感じで、そのあとのウォーキングも足取りを軽く感じました。
そして、ある秋の日。穏やかな日差しと金木犀のほんのり心地よい香りに秋をいっぱい感じながらのウォーキング中、畑に咲いている真っ赤な彼岸花が目に飛び込んできました。今頃、岡山の田舎ではそろそろ秋祭りの季節だなぁ~と故郷に思いをはせながらのウォーキングとなりました。

気持ちの切り替えタフな精神力

今年のリオオリンピック、パラリンピックともに、皆さんもさまざまな感動や勇気をもらったのではないでしょうか。日本も強くなったなぁ~と感じる大会だった気がします。そんな中で、レスリングの吉田沙保里選手と、テニスの3位決定戦での錦織圭選手がとくに印象に残っています。

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母国を背負っている責任というプレッシャーを抱え、4連覇の夢がついえた吉田沙保里選手の落ち込み方は見ている方がつらくなりました。しかし、3位決定戦までの短い時間の間に、彼女は奈落の底に突き落とされた絶望感から気持ちを立て直し相手と対峙し勝利することができました。一度切れてしまった糸を紡ぐのは並大抵のことではなかったはずです。それはそれは、本当に素晴らしい根性でした。金メダルだけに注目が集まりますが、メダルの色などは問題ではないと思いました。

またテニスでは、 プロテニスツアーにはない3位決定戦で、錦織選手は世界ランニング5位のスペインのナダル選手に勝利!!そのタフな精神力を解説者が絶賛していました。試合後、錦織選手は、「日本のために頑張るのは楽しかった。」とにこやかに語っていました。全世界が注目するオリンピックは他の試合とは比べものにならないものなんでしょう。試合の要は自分との戦いとよく言われます。弛まない練習の積み重ね、そして努力は自分を裏切らないと信じることがタフな精神を生み出し、気持ちの切り替えにつながっていくのでしょう。
たくさんの熱戦を観て、爽やかな感動と勇気をもらいました。ありがとう!!いっぱいの感動を♪

東京ドーム

久々に7月の末に野球観戦に行ってきました。依然に比べるとテレビでの放送も激減し、夜のニュースワイドショーのスポーツコーナーでチラホラ拝見する程度でしたので、とても新鮮で楽しく、あっと言う間に時間が過ぎていきました。
まず、ドームの入り口のところでは巨人のチームカラーのオレンジのタオルが今回は「サービスの一環」として漏れなく配布されていました。

そして、場内はいつもの混雑とにぎやかな応援合戦で熱気ムンムン!試合中、巨人のチャンスがやってくるやいなや、手に持ったタオルを高く振り上げて応援しました。オレンジのタオルであたり一面はまるでオレンジ畑さながらの光景となり、まるでマスゲームの一コマのようでした。テレビと違って、熱気あふれる野球場で力いっぱいの応援しながらの野球観戦は楽しいものです。

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メジャーリーグでは野球場のコンセプトがボールパークです。ピクニック気分でファミリーや友人など一緒に来て楽しんでください!ということ。球場によっては緑をふんだんに使って球場らしからぬ外観であったり、外野席の近くにプールや噴水、洒落たバーなどがあったりと至れりつくせりです。またゲームの合間のグランド整備中にグランド上で観客参加のゲームを取り入れたりして、ファン目線を大切にしている事がとてもよく伝わってきます。アメリカでは、バスケットボール、アメフト、アイスホッケーなど強力なライバルがひしめいているからなおさら球団も一生懸命なんでしょう。

植え込みの小鳥たち

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ここのところにクリニックの植込みをにぎやかにしてくれているのはスズメの子どもたちです。総勢十羽ぐらいで、さながらスズメの学校みたいです。子供たちは餌のお米やピーナツを食べたり「取り合いのケンカしながら」植え込みの中で羽繕いをしたり、真下の土を掘り起こして土風呂したりしています。いろいろな光景に、スタッフ皆癒されています♪

肺炎

今年は珍しく8月後半から9月いっぱいにかけて中学生から40代前半の方々に、肺炎が集中しました。肺炎は通常、2、3ヶ月でも2、3人程度ですが、今回は20数名と極端に多かったのです。また今回の肺炎は、お子さん達でよく耳にするマイコプラズマ肺炎ではなく、細菌性の肺炎でした。皆さん抗生物質を1週間程度服用する事で治癒されました。

肺炎は害のある異物や病原体を吸い込んでも喉の粘膜や線毛がキャッチして排除します。万が一体内に進入しても、強い免疫力で発症を防ぐ事が可能です。しかし、普段は防御システムが働いて肺を守っていても、免疫力が落ちると、排除しきれなかった細菌やウイルスなどが肺に残り感染し炎症を起こすことで肺炎になります。

マイコプラズマと細菌の違いについてですが、マイコプラズマはウイルスと細菌の中間に位置する微生物です。ウイルスのように他の生物の細胞の力を借りるのではなく、細菌と同様に自分の力で増殖します。また細菌にみられる細胞壁を持たないため、細胞の細胞壁の合成を邪魔することによって効くペニシリン系の抗生物質などはマイコプラズマには無効となります。

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特に今年の夏は天候も不順で体力、免疫力ともに低下したことと季節の変わり目も重なって多く発症したと思われます。ここのところ寒暖の差も激しい毎日ですので、皆さん体調にはくれぐれもお気をつけください。